「離婚は考えていないけど…」

不倫相手への送付文書の例をご紹介


慰謝料請求と接触禁止の文書例
(不倫をされた配偶者から送る場合)

 

あなたと配偶者による不貞行為により重大な精神的苦痛を被ったため、下記のとおり慰謝料の支払および接触禁止を請求します。

慰謝料金額:金○○○,○○○円。支払期限:令和○年○月○日までに下記口座へ一括振込してください。

振込先:○○銀行 ○○支店 普通口座 ○○○○(名義:□□□□)。

期限までに入金および書面での受諾確認がない場合、民事訴訟・仮処分申立て・警察への被害届提出等の法的手段を取ることを通知します。

また、今後一切の接触(電話・メール・SNS・面会・代理人を含む)を禁止します。

本書到達後も接触が継続する場合は、速やかに警察へ通報し、必要な法的措置(仮処分・損害賠償請求等)を講じます。到達後7日以内に書面での回答を求めます。

元不倫相手がストーカー気質になった場合の接近禁止・連絡禁止の文書例
(不倫をした配偶者本人の名で送る場合)

 

あなたによる度重なる接触・追跡行為(電話・SMS・LINE・SNSでの執拗なメッセージ、勤務先・自宅への訪問、第三者を介した接触等)が続き、日常生活に重大な支障と強い恐怖を感じています。これ以上の接近・連絡を直ちにやめてください。具体的には、

を厳守してください。

違反があった場合は、民事上の損害賠償請求、仮処分申立て、刑事告訴(ストーカー規制法等)および警察への通報を速やかに行います。

なお、本書面到達後7日以内に「接近・連絡を一切行わない」旨を文書で回答してください。回答がない、または再度接触があった場合は直ちに上記の法的手段を講じます。

不倫問題は放置すると大きな紛争や事件に発展することがあり、早期解決が何より重要です。

離婚を選ばず家族で乗り越える場合は特に、感情的な対応を避けて冷静に証拠を整理し、将来のトラブルを防ぐための合意書作成を検討してください。

合意書には慰謝料・支払方法・支払期限・接触禁止・違反時の措置・求償放棄などを明確に記載することが肝要です。

書面での合意は後の法的手続きで強い効力を持ち、家族の人生を守るための重要な手段となります。

弊所では不倫問題に関する誓約書(私文書)作成サービスも行っております。まずはお気軽にご相談ください。

不倫問題を乗り越え、離婚を選ばず再スタートを目指すご夫婦のために、実務的で将来を見据えた誓約書作成を支援します。

慰謝料・支払方法・支払期限・接触禁止・違反時の措置・子どもや生活費に関する取り決めなど、後々の争いを防ぐために必要な項目を丁寧に盛り込みます。

口頭合意では証拠力が弱いため、裁判や強制執行に備えた文言設計を行い、内容証明発送や受領確認の手配も代行可能です。

特に子どもがいる場合は離婚を避けたいというお気持ちが強くなるのは当然です。私自身も1歳児の母として、家族の生活と子どもの将来を守りたいという切実さに深く共感します。感情的なやり取りを避け、子どもの安定を最優先にした現実的な合意を一緒に作っていきます。

料金は10,000円~で承っております。お気軽にご相談ください。

夫婦間の取り消し権の扱い

かつて民法には婚姻中の夫婦間契約について一方が取消できる規定がありましたが、制度の見直しや近年の改正により、実務上の取り扱いが変化しています。最近の法改正や学説・判例の動向を踏まえると、夫婦間契約の取消権の適用範囲や廃止の可能性については注意が必要です。合意の有効性や将来の争いを避けるため、締結時には法的リスクを十分に検討してください。

また、夫婦間で重要な取り決めを行う場合は、必要に応じて公正証書にしておくことが有益です。公正証書にしておけば文書の証拠力が高まり、履行確保や強制執行の手続きが容易になるなど実務上の利点があります。内容の妥当性や公正証書化の可否については、弁護士や専門家と相談のうえ、適切な文言設計を行うことをおすすめします。

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